『ゼ』がつくブログ!forとりそぼろ

ここはとりそぼろが日々思ったことやらを記事化した場所である。

究極にして原点を名に持つ仮面ライダー!『仮面ライダーZO』感想文!

『平成』仮面ライダーも20周年にして終局を迎える今年。1発目の感想記事は

現在放送中の仮面ライダージオウ=『ZI-O』の元ネタ感ある

仮面ライダー誕生20周年記念作品

仮面ライダーZO※放映年的には22周年。だ!

Amazonprimeでも観れます!観てない方は是非!

では想い出、感想交えながら、レビュー…開始!(志藤さん風で)

 

 

物語は森林深くから始まる。男は巨大バッタからのテレパシーにより目覚める。

主人公:仮面ライダーZO= 麻生勝 MADサイエンティストと化した

望月博士によりバッタの遺伝子を組み込まれ、改造手術を施されてしまった正に仮面ライダーな男カッコイイ!!

 (((当時仮面ライダーにおけるマスコットキャラってZOのバッタだったり次作のJに出てくる

喋るバッタのベリーぐらいしかいなかったから 仮面ライダーキバ:2008年 に登場したキバットバットには衝撃を覚えましたよね。…え、何とも思わない!?そう…。)))

 

「宏を守れ」謎のテレパシーに導かれ初変身!

仮面ライダーというイメージ(当時の話です。今はどうなんだろ、気になるところ。) の通りにダークグリーンの全身に金のラインがシンプルでカッコイイ。うん、カッコイイ!

そのおかげで玩具はほぼ無く、なりきりごっこはグッズに頼れなかった為

すべて脳内保管だった悲しみ。DX玩具の有難みがよく分かる話。

(昨今のグッズ多過ぎもどうかと思うけども!)

 

余談ですが、冒頭で博士の息子:宏が同級生とテストの会話後今回の宿敵:ネオ生命体に追われるシーン。

 ジオウでの1話(と、いうより平成ジェネレーションズFOREVER冒頭の流れかな)がZOのこのシーンオマージュかな?BD出たら見返したい所。

 

そして望月博士偉大な功績2そう、『ネオ生命体』である。(ネオって単語が今だと逆に懐かしく感じるのは何故なのか?)

ZO最高ポイントの一つ、本作のメイン怪人ドラスそう、ZOはライダーと怪人両方ともカッコイイのだ。

 悪のライダー感あるデザインは、いわばプロトタイプであるZOからさらに発展させたという設定が、見た目からも分かりやすく説得力がありますね。

 名前のドラスからどことなく[ドラゴン]ぽくも見える(尻尾長いし)ので、主にウィキペディアでザックリ調べてみると

龍=竜は悪い者だったり元の蛇=悪魔の象徴のようなので、「感情に左右される未熟な生き物である人間を淘汰」する事を目的として行動するネオ生命体は、どう見ても人類からすれば『悪魔』でしかないのでデザイン的にもドラゴン成分が入っているのかも(予想)。

商店街大破壊からの廃ビル逃走後、追い詰められた宏!

正に絶対絶命の瞬間!

轟音と共に壁をブチ破ってくる1台のバイク!!

すかさず宏を掴んでいたドラスの腕をたたっ斬り、そのまま体当たり!!

そして登場するZO!!

(いや、ここメッチャカッコ イイよね。)

ココで登場するマシンZブリンガーにも触れねばなるまい。

ライダーマシンでも乗り手のマスクの意匠が取り込まれた物とそうで無いものがありますが、ZブリンガーはまんまZOの顔ですね(見る人がみたらダサイかな?)今でも好きなライダーマシンの一つです。てか超好き。S.H.フィギュアーツで出してよ…。

 最高時速:1300km なんですが、いつぞやのバイクフィギュアのガシャポンの記載スペックだと

『測定不能って書いてあって驚愕した記憶があります。(大自然恐るべし)

ここでの戦闘もドラスの強さがちゃんと描かれつつ、いい勝負をしてますね。

 

逃げ帰る宏君

ここで宏君と祖父との関係性、父が行方不明であるという情報が視聴者と主人公が同時かつスムーズ入ってくるので麻生勝と同時に「なにぃっ!」って思った人多いのではないでしょうか。

 

コウモリ怪人襲来

ライダー怪人定番モチーフのコウモリとクモは今作でも健在!

クモ女怪人はクモ苦手な私とりそぼろ、見た瞬間トラウマ怪人ベスト3に見事入選!

戦闘はコマ撮でのアニメーション&人形の操演で描かれました。特撮の見所ですね。

逃げるコウモリ!迫るZブリンガー!

バイクチェイスもあるよ!

(ここら辺の撮影場所が地元だったらしいです。嬉しい!)

最近だと『仮面ライダーアマゾンズ』の撮影もあったらしいので、これで知り合いに

「僕の街にははアマゾンとネオ生命体がいるよ!」って紹介できますね!(多分伝わらない)

~Break Time~ 

「微笑みの行方」

劇中キーアイテム「宏のオルゴール時計」から主に流れる挿入歌。

メロディは緊迫したシーンにも使われる等汎用性があり、初めて聴いた時はオルゴール版が頭に残り、歌入りは何度か見返してる内に慣れました。

 勝が宏に寄り添いながらなだめる時に流れたのが印象的。優しく頼りになるお兄さん感が出てるイイシーンです。

で、私が実際曲自体のフルバージョンで聴けたのはZOからなんと約11年後!!

仮面ライダー主題歌・挿入歌大全集II』でようやく聴けたよ!!

この曲はフルで聴いたほうがいいね。

昭和ライダーまとめて聴くならⅠ・Ⅱがオススメ!「ウルトラマンVS仮面ライダー」の主題歌も入ってるぞ!

「愛が止まらない」

今作の主題歌。(Vガンダムのエンディングが没になりこちらが採用されたのは有名な話。)

没の方も合うと思うけど、おかげでこちらの名曲が生まれてるのでむしろナイス判断!

こちらも長年まともに聴けずモヤモヤしてましたが上記CD-BOXにて無事解決。

 今でもカラオケ行くと歌う位好きです!これは少年時代に聴けて良かった曲だったと思う。ZOを今見返して聴くと子供の頃の初心を思い出せたような気がする。

 

最終決戦

ライダーといえばバイクに乗りながらの変身!これもちゃんとやってくれるZO!

 そしてやっぱ廃工場が似合うなライダーは。誰も居なそうな怪しげな空間で戦ってるのが仮面ライダー って印象がある。

初代でも博士役だったささきいさおさん=望月博士も遂に登場。ここでネオ生命体の正体が判明!

 まさかの早すぎたヤンデレことネオ生命体は、体はドラス!頭脳は子供!なパパ大好きっ子だったのだ。

 浮かび上がるリング状の見た目もどこか禍々しく神々しくもあり、ラスボスとしてちゃんとキャラが立っているデザイン。『でないと宏君をバラバラにするよ。』というセリフからも幼さゆえの狂気が感じ取れます。

生体プールに封印されたネオ生命体は宏君を人質に博士を脅し、自身を解放させようとしていた!

 約1分半の1カットの殺陣!

ドラスVSZOの見せ場の一つですね!当時のビデオ版から本編終了後にメイキングが入っていたのですがここで1番アクロバティックに動いていたのは実はカメラマンだったという事実!

完成した映像はZOとドラスがホントに戦ってる画になってましたね。

スーツアクター&後ろで支えるスタッフの方々も息のあった動きで、メイキングも楽しかったです。(最近のライダーも戦闘シーンのメイキングもっと入れて欲しい。)

ドラスとの攻防、変身ポーズ披露!

シンプルさがウリのZO!変身ポーズも非常にシンプル。闘気全開での変身後は目が発光(熱い)!牙=ブレイクトゥーサーが展開(熱い)!後頭部から気を放出(熱い)

今だと凄いシンプルですがそこがイイ!このギミックカッコイイ~。『仮面ライダーアギト』のアナザーアギトなんかはコレと同じタイプの演出ですね。

父との別れ 

ネオ生命体を撃破し崩壊する廃工場!

迫り来る爆炎の中脱出するZO&宏!

「宏君、元気出せ。」 

 そう励まし。自身の革ジャンを宏に羽織わせる勝

「元気でな。」

バイクと共に走りだす勝。「お兄ちゃんっ!」

ライダー!!!

振り返る勝、そしてZOのガッツポーズでシメ!!

 

ここのラストシーンは痺れたっ!久々にじっくり見たら泣いてもうた(恥ずい)

(昔あったゲーム『仮面ライダーバトル ガンバライド』でも勝利時に再現されたのはマジで感動したわ。)

ZOは少年とライダーとの関係性のバランスが非常に良かった。

 初代から少年ライダー隊があるように少年、少女の視聴者の年齢に近いキャラクターの配置がありますが、当時は憧れの対象だった仮面ライダーに対して大人になってから観ると逆にライダーに近い目線から見れるようになるのが

 『子供に向けた作品』である仮面ライダーの魅力の一つなんだと思う。(これはウルトラマン然り他の同列の作品にも言えますね。)

 

~終わりに~

仮面ライダーZOは48分という短い時間の中での展開、特撮、仮面ライダー的要素の凝縮具合いが半端ないので未見の方は是非1度ご覧になって下さい!!

                             

                         以上、とりそぼろでした!